この度、弊社では先端にミクロン単位のフラット刃を設けたPCDバイトを開発致しました。
超微細・極小部品の前挽き、後挽き加工、ヌスミ加工用途となっております。
このバイトは、主に電子部品の検査治具であるコンタクトプローブ製造用として開発致しました。
コンタクトプローブは非常に小さい製品であり、径が髪の毛よりも細い物もあります。
そのような微小な製品を加工する工具には高い精度が求められ、また、コンタクトプローブは細い径でも折損しないように強度の高い特殊合金製である事が多く難削性です。
そのため、しばしばバイトの寿命が課題となってきました。
特に材質として洋白(ニッケル銅亜鉛合金)やプラチナ等の難削性非鉄金属が多用されますが、PCD工具は従来の超硬工具に比べてこれら難削材に対し格段に寿命が長いのが特徴です。
先端の超微細フラット刃の開発と被削材に最適なPCD種の選定によって、加工精度と寿命を大幅に改善する事が可能です。
非鉄金属の前挽き加工、後挽き加工、ヌスミ加工の微細化や工具寿命の改善等でお困りの際はぜひご相談ください。