多結晶CBN焼結体工具

ホーム > 製品案内 > 多結晶CBN焼結体工具
人造のCBN(立方晶窒化ほう素)粒子を超合金の基盤の上に焼結・密着させたものと、大きな厚みで基板をもたない(インサート)タイプがあります。ダイヤモンド系が鉄系の切削に不向きであるのに対して、高硬度に焼入れされた鉄鋼材や鋳鉄の加工、超硬合金工具・製品の加工をはじめ、鉄系の幅広い素材の研削加工に適しています。
また従来、研削の分野だった高硬度鋼などを直接切削する「ハードフィニッシュ」を実現し、機械・時間のコストを大きく削減しつつあります。
  イメージ

多結晶CBN焼結体の主要工具

ダイヤモンドバイト  

バイト

ダイヤモンドが苦手とする鉄系の材質に非常に有効です。その中でも焼入れが入ったHRC50を超える高硬度材の加工が主な役割です。
シャンクに直接ロー付けしているため高剛性であり、インサートバイトでは剛性、精度が心許ない場合に最適の工具です。

インサート  

インサート

ダイヤモンドが苦手とする鉄系の加工に非常に有効です。その中でも焼入れされたHRC50を超える高硬度材の加工が主な役割です。
シャンクと分離可能なインサートチップです。
工具の交換が容易であり、シャンクを繰り返し使用出来るため経済的です。
シャンク形状もご指定頂けます。
複数のシャンクにセットする事で、様々な使用方法に対応します。

エンドミル  

エンドミル

従来ホイールによって研削加工していた高硬度材もフライス加工可能なため、コスト削減とともに加工の選択肢が非常に広がりました。
CBNエンドミルは超硬エンドミルと比較して、高速加工でも摩耗が増大しません。これは高速となるほど刃先が被削材と接触する時間が少なくなり、刃先温度が上昇しにくいためと考えられます。
そのため、CBN工具もダイヤモンド工具同様、切削液の使用が重要です。

カッター  

カッター

主に鉄系の材質が多い自動車部品加工等で使用されるカッター類です。
ホイールで研削加工していた部品をCBNカッターで高速加工出来ます。
CBN工具はワークの焼入れ後に加工出来るため、仕上り精度が改善します。

  • TEL:0426-70-7871
  • お問い合わせ